カンボジアの孤児院での私たちの取り組み

株式会社Number9では、孤児院の子供たちが「自立」するためのサポートを行なっています。

子供たちにとっては、孤児院を卒業してからが、人生のスタートです。孤児院を卒業後、あらゆることに挑戦し、望む人生を叶える人間として成長するため、自立できる人になるための様々なサポートを行います。

日本語、英語、パソコン、ものづくり、料理、道徳、生き方など、日常生活はもちろん、社会に出てからあらゆる可能性を手にするための『教育』を受ける環境作りに励んでいます。

卒業する際は、子供たちがカンボジア国内だけでなく、海外でも挑戦していけるようにするため、可能な限りパスポートを取得し贈っています。

孤児院を卒業した子供たちが、海外で挑戦して学んだことを、再びカンボジアの子どもたちに伝えていく。感謝の気持ちを持ち、受け取るだけでなく、今度は自分が与える人になっていく、 そんな風に自立し、循環していく状況を生み出せることを目指しています。

孤児院の子供たちのハンドメイドブランド

~ RAKSMEY SORYA ~

 

「RAKSMEY SORYA」はカンボジア、シェムリアップにある、孤児院の子供たちのハンドメイドアクササリーを販売するオンラインショップです。売上は孤児院の運営費に当てるなどして、自立できる仕組み、環境を整えることを目指しています。

” ラクスメイ ソリア ”とは、クメール語で『太陽の光』という意味を持つ言葉。「支援に頼るでなく自分たちのできることで人に喜んでもらいたい」そんな思いから、Number9と孤児院の子供たちとで立ち上げたお店です。

RAKSMEY SORYAでは、子供達がデザインした原画を元にアクセサリーやポストカードを制作、販売しています。ネックレス、ブレスレッドなどのアクセサリーやTシャツ、スマホケースを製造、販売しています。

私たちNumber9は、子供たちが自立できる仕組み、環境の構築に励んでいますが、

現地では、解決していかなくてはならない様々な課題、問題が存在します。

子供たちが安心して暮らすために、
自立できる環境を整えるためにできること

Number9は、孤児院の子供たちが安心して暮らし、自立できる環境を整えるため、支援者様にご協力いただきながら頑張っていますが、現地では様々な問題を抱えています。


 

■ 施設維持の問題

2022年現在、孤児院では24名の子どもたちが生活しています。1日3食のご飯、おやつ、日本語・英語教育、パソコン等の教育設備、 家賃などの生活費、スタッフの人件費等を合わせると、環境維持、運営に日本円で月70万〜多い時では100万円ほどは必要になります。

様々な活動で得た売上や、活動に賛同いただいた方の支援により、現在までなんとか賄ってきていますが、この先いつ何が起こるかわかりません。子供たちに容赦無く降りかかる「衣食住」の不安を払拭し、【安心】【より良い生活環境】を継続して提供していかなければならないことを、強く感じています。

 


 

■ 建物移転の問題

子どもたちが暮らす孤児院は借家です。2019年1月に5年契約で契約を更新しましたが、その際、家賃は「倍」になりました。大家さんからは「5年後には契約の更新はしない」と言われています。不動産の価格が年々上がり続けるカンボジアにおいて、シェムリアップ市では比較的中心地に位置する孤児院がある土地も例外ではありません。

大家さんからは、より好条件で貸し出したい、売り出したい、という意向も伝えられました。残された時間は2年しかありません。この2年で孤児院の移動先を決め、彼らが安心して過ごせる場を新しく作ることも大きな課題です。


 

■就職先の問題

孤児院のあるシェムリアップ市の就職先は、ホテル、レストラン、旅行業界が大半を締めます。孤児院の卒業生も、これらの職業に就くケースがほとんどです。良い教育を受け、教養やスキルを身につけても「職業選択の自由」を得られない現状があります。

私たちは、子どもたちが夢を持ち、夢を仕事に出来るように、チャンスを与える場”“チャンスを生かす場を作っていきたいと考えています。

 


 

孤児院を卒業した後、カンボジアだけでなく、世界で活躍できる人材になれるよう願いを込め、希望する卒業生には「パスポート」を贈る活動も行っています。

孤児院の卒業生が、日本とカンボジアの架け橋として、世界とカンボジアの架け橋として活躍してくれることを願い、子供たちの就職先の問題にも取り組んでいます。

〜 夢は見たものからしか選択することはできない〜子供たちの夢の実現のためにできること

カンボジアで子供たちに「将来の夢は?」と聞くと、『学校の先生』『警察官』『お医者さん』と答える子供たちが圧倒的に多いです。それは、子供たちが実際に目にすることが出来る職業がまだまだ少ないからだと考えています。

夢は「見たもの」からしか選択することができません。

僕は幼い頃、サッカー選手を見たことでサッカー選手になりたいと思いました。消防士を見たことで消防士になりたいと思い、警察官を見たから警察官になりたいと思います。見たことなのない仕事、知らない仕事は、選択することも、夢を見ることもできないのです。

だからこそ僕たちは、カンボジアの子供たちに、 世界の様々な仕事について伝えています。いろんな仕事があり、その仕事を通じてどんなことを叶えることができるのか、どのように人、社会に貢献できるかを伝えています。子供たちには、出来る・出来ないを選択するのではなく、「夢を持つこと」「語ること」の大切さを教えています。

やりたいと思ったことを “いつか” ではなく、『今』挑戦させてあげられるような、そんな環境作りを心がけています。

株式会社Number9では、子供たちの夢の実現のために何ができるかを考え、行動していきます。

僕たちと一緒に子どもたちを支援してくれる
「夢サポーター会員」を募集しています

コロナ以降、離れ離れになる時間も増えてしまいましたが、僕 後藤勇太の人生の拠点はカンボジアです。今いる子供たち、これから出会う子どもたちが 孤児院「JACE NGO’ s ACADEMY 」で育ち、 カンボジアの将来を担う人になっていけるよう、 挑戦を通して貢献し、感謝でつながっていけるように努力したいと思います。

 

 

貧富格差が開き続けるカンボジアだからこそ、 私たちの取り組みは必ず役に立つと信じ、 スタッフと共に、これからも「父親」として子供たちを育てていきます。JACE NGO’ s ACADEMY では、卒業後 一人ひとりが自分の挑戦したい事に取り組み、夢の職業に就くことを目指しています。将来は、彼らと共にカンボジアで会社を起こし、 事業を通して同じ境遇の子供たちを永続的に育てていけることも夢見ています。

株式会社Number9では、子供たちの夢の実現、安心して暮らせる環境作りを支援いただける「夢サポート会員」を募集しています。このページをご覧いただき、私たちの考えや活動に賛同いただき、一緒に子供たちの夢の実現を支援してくださる方が増えていくことを願っています。

僕たちと一緒にカンボジアの孤児院の子どもたちを支援してくださる「仲間」を募集しています。

「夢サポート会員」については、下記より詳細をご確認ください。

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